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周りの目と自分の目

by miyu

先日インタビューを受けた際に、
『学生時代は、どんな学生でしたか?』
なんて質問がありました。

その時に言った言葉が、なんとなく心で数日間反芻されています。

私は高校三年生の春から、美大受験専門の予備校へと通い始めました。この予備校、とても楽しくて!
とにかく全員当たり前に絵が上手いのです。
それがカッコよくて、羨ましくて、
『私も絵が上手くなりたい!!』って強烈に思ったんです。

それまで、学校の美術の授業は常に5だったし、先生も褒めるばかりで、特になにも教えてくれなかったし。
私の美術の知識って、正直小学生のまま止まっていたんです。

予備校へ行くと、仲間はいるし、先生はいるし、
予備校の先生の言うことを少し取り入れてみるだけで、格段に上手く見えるし。
1日1日、メキメキと上達していく感覚がとにかく楽しかったんです。

その予備校は、実家から電車で1時間半のところにありました。
電車にのっている時間が暇で、
その時間すらもどかしくて、
よくエスキース帳に、目の前に座っている人を描いて遊んでいました。

その話をインタビュアーさんにしていた時、
『今じゃ不審者扱いされちゃうから、なかなか出来ないんですけどねー。
高校生のうちなら、周りからも微笑ましい目で見てもらえるから、今の内ですよ!(笑)』
なんて付け加えている自分がいて。

話しながら、なんか違和感をかんじたのです。
本当に今じゃもう出来ない?
別に不審者扱いされたら、名刺渡してキチンと説明すればよくない?
意外と大丈夫じゃない?って(笑)

このエピソードを数日反芻しているうちに、もう1つ別の思い出したエピソードがあります。

大学生の時に、コラージュにハマっていました。(写真を切り貼りして、新しい絵を作る技法)
当時家にあまりいられなかった私は、近所のファミレスでコラージュを作っていたのです(笑)
コラージュって、やったことある人は分かると思うのですが、机の上目一杯に写真とお道具が散らばります。
常に空いてるお店だから、注意されたら出て行けばいいやー!
と、当時は気楽な気持ちで作っていたのですが。

ほぼ完成しかけた時、おじいさんが話しかけてきました。
怪しい人かと少し警戒をしながら、お話を続けたところ、
なんと私の出身小学校の現在の校長先生!

その校長先生に、
『君のやっていることは、とても面白くて素敵だね。ぜひ続けなさい。』
と言っていただきました。

その当時は変なおじいちゃんだなーくらいな感覚だったのですが、
今にして思うと、話しかけるのって、校長先生もきっととても勇気がいったと思うのです。
なんなら、店内では私の方が不審者に見えていたと思うし!(笑)

それでも、作るという行為を否定しないで、面白いと、続けなさいと言ってくれたこと。
嬉しいな。素敵な大人ですね。

なんかこの2つのエピソードを思い出しているうちに、
『なんかもー、周りの目とかいいか。
私が、私にとってカッコよくて可愛くて、素敵な大人だな!って思えていれば、それ以外は案外どうでもいいかもなー』
なんて思えています。

電車スケッチ、始めよ(笑)

大人になった今、
次は私が誰かに、校長先生みたいな言葉をかけれる人間でいたいです。
そのためには、自分が誰よりも面白いことを自由に楽しまなきゃ♡


miyu
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